クリッピングって何?

クリッピング機能とは、「キャンバスへのレイヤー合成の際に、下のレイヤーの画像範囲にのみ合成する」というものです。…と言われても、いまいちピンと来ないと思います。レイヤー合成の仕組みが頭に入っていないと分かりづらいと思うので、まずはレイヤー合成について考えてみましょう。

レイヤーは絵の描ける透明なシートのようなものです。絵が描かれた部分は不透明で、それ以外の部分は透明になります。昔のアニメに使われていた、セル画のようなものですね。ペイントツールは、そのレイヤーを何枚も保持し、下のレイヤーから順番にキャンバスに合成していくことで、絵のパーツごとに干渉が起こらない状態で作業をすることができます。

図1:レイヤーを保持し、合成していく

キャンバスにレイヤーを合成する際に、直前に合成したレイヤー、FireAlpaca で言えば 「下のレイヤー」 内に絵が存在する範囲にのみ、キャンバスに画像を合成する仕組みが、クリッピングの機能です。

図2:下のレイヤーの範囲にのみ合成する

図2のように、レイヤー2を下のレイヤー1にクリッピング合成すると、レイヤー1の画像のある範囲(不透明領域)だけにレイヤー2の画像が反映されます。

クリッピング機能を使うと、「下塗り」を活かすことができます。髪の毛、肌、など、キャラクターのパーツごとにベース色で塗り分け(下塗り)をしておけば、影付けやハイライトを描く際に、下塗りのレイヤーにクリッピングをすることで下塗りした範囲の外の部分にはみ出ることなく描くことができます。

クリッピングするレイヤーは、複数枚追加することができます。これを利用すると、「模様のついたTシャツに影をつける」「髪の毛にグラデーションをかけ、さらに影をつける」というように、より複雑な表現が可能になります。

瞳を描く時も、たくさんのレイヤーをクリッピングすることで、深みのあるデザインを作ることができます。

便利なクリッピング機能、ぜひ活用してみてくださいね!

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